プー、プー、プーーーー
インターホンが事務所で鳴っている。
直ぐに出ると、「直ぐに上がって来い!」という先生の声だった。
私は1回の事務室にいて、先生は三階にいるのでダッシュで駆け上がる
ことになる。
コンコン
ドアを叩き、「押忍! 失礼します」「おぉ、お前早いな!」呼ばれて
から、必ず10秒以内に上がっているのだ。
その日、先生はかなり機嫌が良くなるのだ。
呼ばれてすぐに動けるか
どうかで、その後の仕事も平穏に進むかどうかも決まってくる。この、
ツカミでしくじると後がつらい。
そして、先生は用件があるので呼んでいるのだが、10秒以内に上がる
ためには、ゆっくり考えてから行動するのでは間に合わない。走りな
がら、考えるのだ。
さらに、事務室から三階までの階段には、五回の
ターンが必要だ。(狭い踊場が5回あるのだ)。
初動から、トップスピード、そして、ターン。さらにトップスピード、
ターンを繰り返していく。スピード、方向転換、バランス、
かなり良いトレーニングとなった。
咄嗟の反応力を磨くには、普段の生活の中でもやれるものだ。護身に
おいても、咄嗟の動き、判断は大切だ。考えることも必要だけども、
瞬時に判断できるなら、それも大事なことだ。
ひょっとして、先生は、それを見越して、日頃の生活の中で、鍛えて
くれていたのかもしれないなあ。
「おぉーい、おぉーい、照尾、照尾、照尾!!」
三階から突然、かすかな声が聞こえたような気がする。かすかな音に
反応し、スタートダッシュ、「押忍、失礼します!」
「おい、上がれ」。今日もツカミはまずまずの感触だ。
しかし、いつ
下に降りられるかは誰にも決してわからない・・・・・
これだけはわかる
私がが開放されるまで、他の指導員は自由ではあるが、いつ自分も
呼ばれるかとビクビクしている!!
修業は続く
2008年7月5日土曜日
2008年4月13日日曜日
エレベーター内での危険?
皆さん、こんにちは! 照尾暢浩です。
例えば、密室・・・。
密室での突然の出来事・・・といえば、思い出すことがあります。
審査会が終わり、打ち上げの帰りのことでした。
芦原先生と一緒に、ホテルのエレベーターに乗り込みました。
少々お酒も入り、気が緩んでいるところに、先生のマッハパンチが
飛んで来ました。
「パチーン!」
鋭い音が、密室に響きわたりました。皮一枚だけに、
勢い良く(ミリ単位の精度で)当てるパンチでダメージはないのですが、
狭いエレベーター内では、ステップバックも出来ず、
よけることもできません。
陽気なとき、先生は、よくこういうイタズラをしたものです。
さて、狭いところでの突然の攻撃には、間合いが十分とれないので、
対応するのは難しいですよね。
それでは、エレベーターを使用するときにはどんな危険があるか
考えてみましょう。
エレベーターでは、狭いだけでなく、助けを呼ぶ声や防犯ブザーの音は
外に聞こえにいという怖さがあります。
時系列に申しますと、エレベーターに乗る瞬間、乗っている時、
降りる瞬間、降りた後のそれぞれに危険の可能性があります。
まずは乗る瞬間では、エレベーターホール等は意外と人気がなく
その周辺に人が隠れているかもしれません。周りに注意しましょう。
また、エレベーターが開いた瞬間のエレベーターの中も
安全とは限りません。
不審人物、露出狂があなたを待っているかもしれません。
また、「ノックアウト強盗」のように、防犯カメラがあろうとなかろうと
いきなり殴って金品を取る強盗がいるかもしれません。強盗でなくても
痴漢におそわれるかもしれません。
エレベーターに乗るときは、ボタンの近くに、壁を背中にして立ちましょう。
エレベーターの外でも注意が必要です。
エレベーターを降りるときには、背後から襲われるかもしれません。
待ち伏せされているかもしれません。
エレベーターを降りた後はほっと安心してしまいますが、後をつけられ
て部屋の鍵を開けたときに押し入られるかもしれません。
可能性を上げれば切りがないですが、シュミレーションしておけば、
パニックにならずに対応することができます。
さて、エレベーターの中で、先生のマッハパンチを避けられなかった
私ですが、エレベーターの外でも、先生のマッハパンチは、
避けられないでしょうね・・・(^_^;)
修業は続く!!
例えば、密室・・・。
密室での突然の出来事・・・といえば、思い出すことがあります。
審査会が終わり、打ち上げの帰りのことでした。
芦原先生と一緒に、ホテルのエレベーターに乗り込みました。
少々お酒も入り、気が緩んでいるところに、先生のマッハパンチが
飛んで来ました。
「パチーン!」
鋭い音が、密室に響きわたりました。皮一枚だけに、
勢い良く(ミリ単位の精度で)当てるパンチでダメージはないのですが、
狭いエレベーター内では、ステップバックも出来ず、
よけることもできません。
陽気なとき、先生は、よくこういうイタズラをしたものです。
さて、狭いところでの突然の攻撃には、間合いが十分とれないので、
対応するのは難しいですよね。
それでは、エレベーターを使用するときにはどんな危険があるか
考えてみましょう。
エレベーターでは、狭いだけでなく、助けを呼ぶ声や防犯ブザーの音は
外に聞こえにいという怖さがあります。
時系列に申しますと、エレベーターに乗る瞬間、乗っている時、
降りる瞬間、降りた後のそれぞれに危険の可能性があります。
まずは乗る瞬間では、エレベーターホール等は意外と人気がなく
その周辺に人が隠れているかもしれません。周りに注意しましょう。
また、エレベーターが開いた瞬間のエレベーターの中も
安全とは限りません。
不審人物、露出狂があなたを待っているかもしれません。
また、「ノックアウト強盗」のように、防犯カメラがあろうとなかろうと
いきなり殴って金品を取る強盗がいるかもしれません。強盗でなくても
痴漢におそわれるかもしれません。
エレベーターに乗るときは、ボタンの近くに、壁を背中にして立ちましょう。
エレベーターの外でも注意が必要です。
エレベーターを降りるときには、背後から襲われるかもしれません。
待ち伏せされているかもしれません。
エレベーターを降りた後はほっと安心してしまいますが、後をつけられ
て部屋の鍵を開けたときに押し入られるかもしれません。
可能性を上げれば切りがないですが、シュミレーションしておけば、
パニックにならずに対応することができます。
さて、エレベーターの中で、先生のマッハパンチを避けられなかった
私ですが、エレベーターの外でも、先生のマッハパンチは、
避けられないでしょうね・・・(^_^;)
修業は続く!!
2008年3月21日金曜日
携帯メルマガ『空手のちから』
こんにちは、照尾です。
こんど携帯メルマガ配信スタンドのミニまぐから
新しいメルマガ『空手のちから』を配信することにしました。
このメルマガは、本当に使える打撃を身に付けるための
ポイントを公開していきます。
以前は、喧嘩十段と呼ばれた超有名な空手家の元、
本部指導員をしていた経験をベースに本物の打撃の基本を
少しでも伝えたいと思い、書くことにしました。
登録は下記から↓
メルマガ『空手のちから』詳細
こんど携帯メルマガ配信スタンドのミニまぐから
新しいメルマガ『空手のちから』を配信することにしました。
このメルマガは、本当に使える打撃を身に付けるための
ポイントを公開していきます。
以前は、喧嘩十段と呼ばれた超有名な空手家の元、
本部指導員をしていた経験をベースに本物の打撃の基本を
少しでも伝えたいと思い、書くことにしました。
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メルマガ『空手のちから』詳細
2008年3月17日月曜日
危険予測
さて、今日は危険予防についてです。
前回は、背筋を伸ばすことや自信を持って歩くことも護身術につながる
という話をしました。しかし、そうして歩いていても、どうしても危険
な目にあうときもあります。
またどうしても危険度の高い所に行かなければならないこともあります。
そして危険な相手が予想外の行動で近づいてくるかも知れ
ません。そんな時は危険をいち早く察知しなければなりません。
それでは危険を察知するのはどうしたら良いのでしょうか。
いつもキョロキョロ周りを気にしながら
行動しなければならないのでしょうか。
いいえ、そうではありません。
前段で危険予測をしていれば、ある程度は、危ない状況はどんな場
所なのか何時なのかどういう状況なのか分かっているはずです。
人は誰でも、今までに危ない目に遭ったり遭いそうになった経験から
潜在意識の中に、こういう雰囲気の時はやばいことが起こりそうだと、
察知する能力を持っているのです。
もちろん、その能力の差は人によって経験に
よって違いますが、この雰囲気を感じながらも顕在意識の中で、そんな
ことあるはずない、私にはそんなことは起こらないと、勝手に大脳が再
計算しているのです。
最初の雰囲気を直感で感じたならそれを信じて行動することがベストだ
と思います。その能力を高めるには視覚、聴覚、臭覚、触覚味覚といっ
た五感をフル回転させることが必要なのです。
例えば、都会の雑踏の中、人はみなリズムを持って行動しています。ご
みごみした中でも他人にぶつからないように、目的をもって行動してい
ます。そんな中で危険人物は、大勢と少し違う行動を必ず取っているは
ずです。先ほどの友人の話からも、それが判るはずでしょう。
なるべく早く危険を察知できれば、逃げることも、それ以上近寄らない
こともできますし、何より危険の方が近寄ってくる場合も、心と体の準
備をする「間」が取れることが一番の助けになります。突然のアクシデ
ントほど、パニックに落ちやすいものですから。
パニックは一番避けたいところです。危険予測・危険予防・危険察知い
ずれにしても、日頃からの心構えが大切ですね!
今回も空手の話ではなかったけど
修業は続く
前回は、背筋を伸ばすことや自信を持って歩くことも護身術につながる
という話をしました。しかし、そうして歩いていても、どうしても危険
な目にあうときもあります。
またどうしても危険度の高い所に行かなければならないこともあります。
そして危険な相手が予想外の行動で近づいてくるかも知れ
ません。そんな時は危険をいち早く察知しなければなりません。
それでは危険を察知するのはどうしたら良いのでしょうか。
いつもキョロキョロ周りを気にしながら
行動しなければならないのでしょうか。
いいえ、そうではありません。
前段で危険予測をしていれば、ある程度は、危ない状況はどんな場
所なのか何時なのかどういう状況なのか分かっているはずです。
人は誰でも、今までに危ない目に遭ったり遭いそうになった経験から
潜在意識の中に、こういう雰囲気の時はやばいことが起こりそうだと、
察知する能力を持っているのです。
もちろん、その能力の差は人によって経験に
よって違いますが、この雰囲気を感じながらも顕在意識の中で、そんな
ことあるはずない、私にはそんなことは起こらないと、勝手に大脳が再
計算しているのです。
最初の雰囲気を直感で感じたならそれを信じて行動することがベストだ
と思います。その能力を高めるには視覚、聴覚、臭覚、触覚味覚といっ
た五感をフル回転させることが必要なのです。
例えば、都会の雑踏の中、人はみなリズムを持って行動しています。ご
みごみした中でも他人にぶつからないように、目的をもって行動してい
ます。そんな中で危険人物は、大勢と少し違う行動を必ず取っているは
ずです。先ほどの友人の話からも、それが判るはずでしょう。
なるべく早く危険を察知できれば、逃げることも、それ以上近寄らない
こともできますし、何より危険の方が近寄ってくる場合も、心と体の準
備をする「間」が取れることが一番の助けになります。突然のアクシデ
ントほど、パニックに落ちやすいものですから。
パニックは一番避けたいところです。危険予測・危険予防・危険察知い
ずれにしても、日頃からの心構えが大切ですね!
今回も空手の話ではなかったけど
修業は続く
2008年2月16日土曜日
2008年2月6日水曜日
カモにならないために
こんにちは。照尾暢浩です。
私の最初の技術本、書籍『護身革命』制作で、
たくさん、原稿を書いたのですが、没になってしまったものもたくさん
あります。(>_<)
今日は、その没原稿から、発掘して、1本お届けします。
危険予防について----
危険予防、護身・・・といえば、何を思い浮かべますか?
危ないところに行かない、玄関の戸締りをきちんとする、などなど
でしょうか。それらも大切なことですが、もう一つ、今すぐ、ここで
できることがあるのです。
SD会員の友人から、こんなことを聞いたことがあります。
白昼の雑踏の中、柄の悪い若い二人組が交差点の横のガートレールに
腰掛け、顔をゆっくりと横に見回し何かを物色していたのでした。
その様子を見ていた友人は、一人の小柄な男に気付きました。
友人が「あいつ狙われるかも・・・」と思った瞬間、二人組はむくつと立
ち上がり人込みの中、その男に近寄っていたのです。
そして、次の光景はみなさんの想像どうりです。
彼は両腕を抱えられどこかに連れて行かれたのでした。
なぜ大勢の中、彼が狙われたのでしょうか。
そして、普通の人である私の友人が見て、狙われる人が判ったのは
偶然だったのでしょうか。そうではありません。あきらかに、
彼は狙われ易いタイプだったのです。その人は体も小さいこともあった
のでしょうが、他にも小さい人はいくらでもいました。
なぜ彼なのか。
それは、彼のしぐさや歩き方です。彼は、自信なさそうにやや下を向き
肩を落とし、背中を丸めて足の裏を引きずるようにトボトボと
歩いていたのでした。
背筋を伸ばし自信を持って歩くだけでも予防的護身になるのです。
これを読まれた皆さん、背筋をピンとして胸を張って歩きましょう!
修業は続く
私の最初の技術本、書籍『護身革命』制作で、
たくさん、原稿を書いたのですが、没になってしまったものもたくさん
あります。(>_<)
今日は、その没原稿から、発掘して、1本お届けします。
危険予防について----
危険予防、護身・・・といえば、何を思い浮かべますか?
危ないところに行かない、玄関の戸締りをきちんとする、などなど
でしょうか。それらも大切なことですが、もう一つ、今すぐ、ここで
できることがあるのです。
SD会員の友人から、こんなことを聞いたことがあります。
白昼の雑踏の中、柄の悪い若い二人組が交差点の横のガートレールに
腰掛け、顔をゆっくりと横に見回し何かを物色していたのでした。
その様子を見ていた友人は、一人の小柄な男に気付きました。
友人が「あいつ狙われるかも・・・」と思った瞬間、二人組はむくつと立
ち上がり人込みの中、その男に近寄っていたのです。
そして、次の光景はみなさんの想像どうりです。
彼は両腕を抱えられどこかに連れて行かれたのでした。
なぜ大勢の中、彼が狙われたのでしょうか。
そして、普通の人である私の友人が見て、狙われる人が判ったのは
偶然だったのでしょうか。そうではありません。あきらかに、
彼は狙われ易いタイプだったのです。その人は体も小さいこともあった
のでしょうが、他にも小さい人はいくらでもいました。
なぜ彼なのか。
それは、彼のしぐさや歩き方です。彼は、自信なさそうにやや下を向き
肩を落とし、背中を丸めて足の裏を引きずるようにトボトボと
歩いていたのでした。
背筋を伸ばし自信を持って歩くだけでも予防的護身になるのです。
これを読まれた皆さん、背筋をピンとして胸を張って歩きましょう!
修業は続く
2007年12月8日土曜日
闇夜の目(その2)
こんにちは。照尾暢浩です。
皆さん、元気ですか!?
今回も、「見る」ことの続きです。
「あれ! あんな暗闇に、何?」
友人と稽古から帰る途中のことでした。自転車で通りかかった暗い郊外
の道は、人影もなく、さびしい通りでしたが、その時は、数人の人が集
まっているようでした。
何か、胸騒ぎがし、心臓がドキドキとしてきます。
二人の若い女性が、3~4人の男性と話をしている・・・。友人か知り合
いで、何かをしゃべっているんだろ? そうであってくれ! そう思い
ました。(いや、そう思いたかったのです)。
しかし、どうも最初の悪い予感は当たってしまったようでした。彼女た
ちは、男たちにぐるりと囲まれていたのです。
2対4? いや、2対5!
私は友人の顔を見ました。友人も、小さく顔を縦に振りました。。そう
いう風に思いたかったのかもしれません。「よし、行くか!!」アホな
二人は、勝手に正義を振りかざして、人垣に迫り「君ら、何してんの!
!」と大声で、彼等に向かっていきました。
ところが、5人? 6人? いや、10人以上? 全部で20人以上で、数え
切れません。
女性を囲んでいる後ろには、まだたくさんの男たちがいました。「今
日は、もう終わったかな・・・。明日元気ならば、それでいいかぁ!」
という思いが、心によぎります。
しかも、話を聞いてみると、彼女たちは二人で話をしていただけ・・・・だ
そうで! うるうるしながら、こちらを見ていました。「君ら、遅いか
ら早く帰ったほうがいいんやないか」と声を掛けました。そして、たむ
ろしていた屈強そうな団体さんにも「こんなところで、何しとるんじゃ」
と決まり文句を言ったのでした。
「オレたちレスリング部」と、ほろ酔い加減の男たちがニヤリと笑います。
背筋が、シャキーンと伸び、心の中でセルフトーク「ピーンチ!」やる
しかないのかな? 絶対絶命のピンチ! 彼女たちの方を振り向くと、
いつのまにかどこかに行っていました。うまく逃げ出していたのでした・・・。
今日はいいことをしたかなぁと、そう思った私は、彼らとの戦いを覚悟
しつつも、脱出の糸口を探っていました。「オレたちも、空手や柔道を
やってるんだよ」と話すと、彼らも話しに乗ってきたのです。そして、
いつのまにか、意気投合して、格闘技の話に花が咲きました。最後は一
緒にジュースを飲みながら「気をつけてな!」「気をつけてお帰り」と
お互いに声を掛けて別れたのでした。
そもそも、彼らは悪い人ではなかったので、大事にはいたりませんでし
たが、暗闇が災いして見間違いをしてしまいました。しかし、闘わず切
り抜けられたことは、幸いでした。夜は、一点に集中すると、周りが、
余計見えなくなります。広く、浅く周辺視野を使って見ることをお勧め
します。
また、諦めず、機転を利かせること、戦わずして済ませるのも、護身で
は大切なことです。
いいえ、一番の護身の成功者は、さりげなく逃げ出した彼女たちだった
かもしれません。
修業は続く
皆さん、元気ですか!?
今回も、「見る」ことの続きです。
「あれ! あんな暗闇に、何?」
友人と稽古から帰る途中のことでした。自転車で通りかかった暗い郊外
の道は、人影もなく、さびしい通りでしたが、その時は、数人の人が集
まっているようでした。
何か、胸騒ぎがし、心臓がドキドキとしてきます。
二人の若い女性が、3~4人の男性と話をしている・・・。友人か知り合
いで、何かをしゃべっているんだろ? そうであってくれ! そう思い
ました。(いや、そう思いたかったのです)。
しかし、どうも最初の悪い予感は当たってしまったようでした。彼女た
ちは、男たちにぐるりと囲まれていたのです。
2対4? いや、2対5!
私は友人の顔を見ました。友人も、小さく顔を縦に振りました。。そう
いう風に思いたかったのかもしれません。「よし、行くか!!」アホな
二人は、勝手に正義を振りかざして、人垣に迫り「君ら、何してんの!
!」と大声で、彼等に向かっていきました。
ところが、5人? 6人? いや、10人以上? 全部で20人以上で、数え
切れません。
女性を囲んでいる後ろには、まだたくさんの男たちがいました。「今
日は、もう終わったかな・・・。明日元気ならば、それでいいかぁ!」
という思いが、心によぎります。
しかも、話を聞いてみると、彼女たちは二人で話をしていただけ・・・・だ
そうで! うるうるしながら、こちらを見ていました。「君ら、遅いか
ら早く帰ったほうがいいんやないか」と声を掛けました。そして、たむ
ろしていた屈強そうな団体さんにも「こんなところで、何しとるんじゃ」
と決まり文句を言ったのでした。
「オレたちレスリング部」と、ほろ酔い加減の男たちがニヤリと笑います。
背筋が、シャキーンと伸び、心の中でセルフトーク「ピーンチ!」やる
しかないのかな? 絶対絶命のピンチ! 彼女たちの方を振り向くと、
いつのまにかどこかに行っていました。うまく逃げ出していたのでした・・・。
今日はいいことをしたかなぁと、そう思った私は、彼らとの戦いを覚悟
しつつも、脱出の糸口を探っていました。「オレたちも、空手や柔道を
やってるんだよ」と話すと、彼らも話しに乗ってきたのです。そして、
いつのまにか、意気投合して、格闘技の話に花が咲きました。最後は一
緒にジュースを飲みながら「気をつけてな!」「気をつけてお帰り」と
お互いに声を掛けて別れたのでした。
そもそも、彼らは悪い人ではなかったので、大事にはいたりませんでし
たが、暗闇が災いして見間違いをしてしまいました。しかし、闘わず切
り抜けられたことは、幸いでした。夜は、一点に集中すると、周りが、
余計見えなくなります。広く、浅く周辺視野を使って見ることをお勧め
します。
また、諦めず、機転を利かせること、戦わずして済ませるのも、護身で
は大切なことです。
いいえ、一番の護身の成功者は、さりげなく逃げ出した彼女たちだった
かもしれません。
修業は続く
2007年10月22日月曜日
全国審査でトレーニング
こんにちは。照尾暢浩です。
前回、目の使い方についてお話しました。
私の先生は、空手の審査会などで、一度に30人くらいを前に立たせ、
10本くらいの各種付きをするのを見ていきます。
「気合入れて!! 1、2、3、4、5、6、7、8、9,10!
ハイ次!!」という感じですから、10秒足らずです。
これは、普通に見ていたら、各人の技の上手い下手どころか、何も
わからないままに過ぎてしまうことでしょう。
先生は、あっと言う間に点数をつけていくのですが、本当に細かく
見ているのです。
普通の人は、こんな短時間で、本当にわかるのかと疑ってしまうような
スピードなのです。
私も以前は、代理で全国を審査してまわりましたが、一日中目と(脳)
をフル回転しますので、とても疲れたことを覚えています。
一人一人見ていたのでは、とても間に合いませんから、どのように見て
いくのかというと、5~10人とかたまりで、一度に広く見ていきます。
それから、上手い人と、そうでない人をサーチライトで照らすように、
一瞬でチェックします。これで、ほぼ段や級が決めてしまいます。
これは、目を使って、広い範囲を見る能力である周辺視力と、一度に
多くの情報を記憶する瞬間視の能力をフル回転させる見方です。
何度も繰り返しやっているうちに、その能力は高まってきます。
これは、トレーニングといっしょですね。
護身において、どんな場合でも(危険をいち早く察知する場合、
逃げる場合、身近なものを護身具として手に取る場合など)、
できるだけ、一度に多くの情報を読み取り、瞬時に判断していかなければ
いけません。特に、相手が複数の場合は、なおさらです。
私は審査に臨むとき、自分の眼のトレーニングだと思ってやっている
部分もありましたので、苦になりませんでした。
それでは、次回は、実際の対複数のエピソードをお送りしましょう!
お楽しみに!
修業は続く
前回、目の使い方についてお話しました。
私の先生は、空手の審査会などで、一度に30人くらいを前に立たせ、
10本くらいの各種付きをするのを見ていきます。
「気合入れて!! 1、2、3、4、5、6、7、8、9,10!
ハイ次!!」という感じですから、10秒足らずです。
これは、普通に見ていたら、各人の技の上手い下手どころか、何も
わからないままに過ぎてしまうことでしょう。
先生は、あっと言う間に点数をつけていくのですが、本当に細かく
見ているのです。
普通の人は、こんな短時間で、本当にわかるのかと疑ってしまうような
スピードなのです。
私も以前は、代理で全国を審査してまわりましたが、一日中目と(脳)
をフル回転しますので、とても疲れたことを覚えています。
一人一人見ていたのでは、とても間に合いませんから、どのように見て
いくのかというと、5~10人とかたまりで、一度に広く見ていきます。
それから、上手い人と、そうでない人をサーチライトで照らすように、
一瞬でチェックします。これで、ほぼ段や級が決めてしまいます。
これは、目を使って、広い範囲を見る能力である周辺視力と、一度に
多くの情報を記憶する瞬間視の能力をフル回転させる見方です。
何度も繰り返しやっているうちに、その能力は高まってきます。
これは、トレーニングといっしょですね。
護身において、どんな場合でも(危険をいち早く察知する場合、
逃げる場合、身近なものを護身具として手に取る場合など)、
できるだけ、一度に多くの情報を読み取り、瞬時に判断していかなければ
いけません。特に、相手が複数の場合は、なおさらです。
私は審査に臨むとき、自分の眼のトレーニングだと思ってやっている
部分もありましたので、苦になりませんでした。
それでは、次回は、実際の対複数のエピソードをお送りしましょう!
お楽しみに!
修業は続く
2007年9月7日金曜日
RKBラジオ(RKB毎日放送)出演
明日、RKBラジオの番組に私照尾が生出演します
北部九州地方周辺のかた、よければお聞きください!
日時:9月8日(土)13:05からの番組
14:05頃から7~8分の出演予定
ラジオ局:RKBラジオ(RKB毎日放送)
番組:『あべちゃん トシ坊!こりない二人』(情報&音楽番組)
内容:「子どもを守る!護身術」をテーマにインタビューを受けます。
周波数:福岡:1278kHz/北九州:1197kHz/大牟田・行橋:1062kHz
北部九州地方周辺のかた、よければお聞きください!
日時:9月8日(土)13:05からの番組
14:05頃から7~8分の出演予定
ラジオ局:RKBラジオ(RKB毎日放送)
番組:『あべちゃん トシ坊!こりない二人』(情報&音楽番組)
内容:「子どもを守る!護身術」をテーマにインタビューを受けます。
周波数:福岡:1278kHz/北九州:1197kHz/大牟田・行橋:1062kHz
2007年9月6日木曜日
緊張と目
今回は、15年ほど前の地方での空手の審査会での話をしましょう。
当時、芦原先生は全国を回って昇級昇段審査を行っていました。
駅で出迎えてくださった方は、ふだん審査会でしか芦原先生とお会いし
ません。ですので皆さん緊張されてとても固い表情でした。
中でも、運転を任された若者は、初めて芦原先生を助手席に乗せて
本当にガチガチに緊張していました。
先生は車に乗り込むと、運転手と話を始めました。
(いつも先生のほうがほとんど一方的にしゃべるのですが)。
そして、運転手は先生の話を聞きながら車を発進させました。
すると、「オオー」と後ろから悲鳴に似た声が聞こえました。
後ろの席で、まだ車に乗ろうとしていた人が片足を車内に突っ込んだ
ままだったのです。
即座に先生のかん高い「止めろ!」の一言が響き、間一髪のところ車は
止まり、けが人もありませんでした。
そのときの運転手の目は、かなり視野の狭い状態(近い間合いを見ている
状態)でした。
これは、極限の緊張から、視野が狭くなり、いつも普通にできるはずの手続
き、思考ができなくなってしまったのでした。
人間の目は、一つのことに集中すると、他のものは見えにくくなります。
特に緊張しすぎると、一つのものにとらわれてしまいがちです。
こんなとき目をちょっとそむけ、焦点を遠くに持っていくことで、
緊張が和らぎ、視野を広げることもできます。
もちろん、ある程度緊張することも大切なことで、危機的状況において
リラックスしすぎても困りますけど!
心と目(体)はつながっているということには気付いていただけたで
しょうか?
今回の話は、一つのことに集中する目と、遠くのものを一度に広く浅く見る
目を、時と場合により使い分ける必要があるということにつながります。
さて、次回は先生の目の使い方についてお話したいと思います。
修行は続く
当時、芦原先生は全国を回って昇級昇段審査を行っていました。
駅で出迎えてくださった方は、ふだん審査会でしか芦原先生とお会いし
ません。ですので皆さん緊張されてとても固い表情でした。
中でも、運転を任された若者は、初めて芦原先生を助手席に乗せて
本当にガチガチに緊張していました。
先生は車に乗り込むと、運転手と話を始めました。
(いつも先生のほうがほとんど一方的にしゃべるのですが)。
そして、運転手は先生の話を聞きながら車を発進させました。
すると、「オオー」と後ろから悲鳴に似た声が聞こえました。
後ろの席で、まだ車に乗ろうとしていた人が片足を車内に突っ込んだ
ままだったのです。
即座に先生のかん高い「止めろ!」の一言が響き、間一髪のところ車は
止まり、けが人もありませんでした。
そのときの運転手の目は、かなり視野の狭い状態(近い間合いを見ている
状態)でした。
これは、極限の緊張から、視野が狭くなり、いつも普通にできるはずの手続
き、思考ができなくなってしまったのでした。
人間の目は、一つのことに集中すると、他のものは見えにくくなります。
特に緊張しすぎると、一つのものにとらわれてしまいがちです。
こんなとき目をちょっとそむけ、焦点を遠くに持っていくことで、
緊張が和らぎ、視野を広げることもできます。
もちろん、ある程度緊張することも大切なことで、危機的状況において
リラックスしすぎても困りますけど!
心と目(体)はつながっているということには気付いていただけたで
しょうか?
今回の話は、一つのことに集中する目と、遠くのものを一度に広く浅く見る
目を、時と場合により使い分ける必要があるということにつながります。
さて、次回は先生の目の使い方についてお話したいと思います。
修行は続く
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