2007年9月7日金曜日

RKBラジオ(RKB毎日放送)出演

明日、RKBラジオの番組に私照尾が生出演します
北部九州地方周辺のかた、よければお聞きください!



日時:9月8日(土)13:05からの番組
   14:05頃から7~8分の出演予定

ラジオ局:RKBラジオ(RKB毎日放送)

番組:『あべちゃん トシ坊!こりない二人』(情報&音楽番組)

内容:「子どもを守る!護身術」をテーマにインタビューを受けます。

周波数:福岡:1278kHz/北九州:1197kHz/大牟田・行橋:1062kHz

2007年9月6日木曜日

緊張と目

今回は、15年ほど前の地方での空手の審査会での話をしましょう。
当時、芦原先生は全国を回って昇級昇段審査を行っていました。


駅で出迎えてくださった方は、ふだん審査会でしか芦原先生とお会いし
ません。ですので皆さん緊張されてとても固い表情でした。

中でも、運転を任された若者は、初めて芦原先生を助手席に乗せて
本当にガチガチに緊張していました。


先生は車に乗り込むと、運転手と話を始めました。
(いつも先生のほうがほとんど一方的にしゃべるのですが)。

そして、運転手は先生の話を聞きながら車を発進させました。

すると、「オオー」と後ろから悲鳴に似た声が聞こえました。
後ろの席で、まだ車に乗ろうとしていた人が片足を車内に突っ込んだ
ままだったのです。

即座に先生のかん高い「止めろ!」の一言が響き、間一髪のところ車は
止まり、けが人もありませんでした。

そのときの運転手の目は、かなり視野の狭い状態(近い間合いを見ている
状態)でした。


これは、極限の緊張から、視野が狭くなり、いつも普通にできるはずの手続
き、思考ができなくなってしまったのでした。

人間の目は、一つのことに集中すると、他のものは見えにくくなります。
特に緊張しすぎると、一つのものにとらわれてしまいがちです。

こんなとき目をちょっとそむけ、焦点を遠くに持っていくことで、
緊張が和らぎ、視野を広げることもできます。


もちろん、ある程度緊張することも大切なことで、危機的状況において
リラックスしすぎても困りますけど!


心と目(体)はつながっているということには気付いていただけたで
しょうか?


今回の話は、一つのことに集中する目と、遠くのものを一度に広く浅く見る
目を、時と場合により使い分ける必要があるということにつながります。

さて、次回は先生の目の使い方についてお話したいと思います。



修行は続く