2007年7月4日水曜日

勘を働かせよ

こんにちは! 照尾暢浩です。

私の恩師である芦原英幸先生のお話をしましょう。私は子どものころから柔道を稽古してきました。そして18歳から、空手をはじめました。空手は芦原英幸先生に学び、本部で指導員をやっておりました。そんなある日のことです。



「おい! アレだ!!」と芦原先生のどら声が響きわたりました。アレというのは、どうやらバッグの中の道具をもってこいということだとすぐに私にはわかりました。しかし、バッグはいくつも置いてあって、どれが芦原先生のおっしゃるものかわからず、一瞬固まってしまいました。

「お前! 勘でわかれよ!!!」と芦原先生はこともなげにおっしゃいます。そんなのわかるはずない!! その時は、正直に言うとなんて無茶なことを言われるのだろうと思ったものです。

しかし、今になってよく考えると、芦原先生のおっしゃった勘というのは、いわゆる「ヤマカン」ではなく、五感をフルに活用し、相手の雰囲気、相手の視線、しぐさ、声色から読み取れと言うことであったと思うのです。



護身において、危険をいち早く察知し、危険に近寄らないことやまた相手の動きを予測して次の行動に移るということがとても大切なことであるとそのとき教わったのではないかと思ったのでした。


次回は、五感の働かせ方について書きましょうか。
でも、気が変わったら、他のことの話かもしれません。どうしようかな?
あなたならわかるでしょう?勘で!



P.S.こんなとき思考停止させずとにかくどちらかを選ぶ、もしくは両方選ぶ、行動するしかないのだ!
修行は続く

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