2007年7月18日水曜日

動物脳?

前回の話を覚えていますか?「勘」を働かせることが、護身においては重要だということを、芦原先生に教えていただいたというエピソードでした。「勘」を働かせることができれば、百人力であることは間違いありません。では、どうすれば、勘を働かせることができるのでしょうか。

ここで、「できるわけないじゃん?」と思ったあなたは凡人です。しかし、ほとんどの人が「できるわけない」という気持ちでなのではないでしょうか。

今日は、その「できるわけない」を「できる」に変えるためのノウハウをお話しましょう。


そもそも、護身でもスポーツでも勘(=直観力)は大変重要なものです。例えば、プロ野球で、ピッチャーが投げた球をバッターが打つためには、ボールのコースやスピード、タイミングなどが瞬時に見分けられなければなりません。このとき、緻密な情報処理を行う大脳の新皮質じっくり考えてから行動に移っていては間に合いません。

そこで、動物脳といわれる生命維持や感情をつかさどる旧皮質で直感的に行動に移り、反射的に打ち返します。ただし、日ごろから多くの練習やイメージトレーニングをつんでおかなくては、直観力は働きません。


肉食獣に襲われるかもしれないアフリカのブッシュの住民たちは、いつ、どこから敵(ライオンやハイエナ)が襲ってきても対応できるのだそうです。(もちろん、対応できない状況がないとも限りませんが)。

聞いた話ですが、ハイエナに囲まれたことのある日本人は、極度の恐怖からか現実感がなくなり、ぼーっと突っ立っていたそうです。この人は、現地の友人が助けてくれなかったら、今頃、ハイエナのお腹の中にいたかもしれません。

都会に住む私たちは、普段安全なところに住んでいますので、降りかかる可能性のある多くの危険に対して、想像力を働かせて、イメ―ジトレーニングをしておくことも、「勘」をよく働かせるためにはとても大切ですね。

しかし、これだけでは十分条件ではないのです。なぜなら、「勘を働かせる動物脳」をどのように活性化すればいいかという話は今回はしていないからです。これについてのお話は、また機会があったときにしましょう。


ちなみに、このブログの書き込みは不定期ですが、さて、次の書き込みはいつになるでしょうか。皆さん、「勘」を働かせて当ててみて下さい。


P.S.このブログ、はじめたばかりなので情報量(経験)少なく、まだまだ「勘」を働かせて当てるのは難しいでしょうね。

修行は続く

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