2009年3月27日金曜日

判断力

今日は私の高校時代の話パート2です。
高校時代、私は柔道部でした。前回と同じで出しですが。

ある合宿の朝のことです。

今日はこの川土手を走るぞ!(先生)

何の変てつもないひたすら平坦な土手である。

向こうに見える橋まで走って帰ってこい。ただし10分程度でな!(先生)

たいした距離ではない。私にはそう見えた。
10分もあるのか、朝パラから走るのであるからのんびり行こうと思った。

スタートの合図と同時に、えらく早く走るものもいる。
しかし、私はマイペースで走るいや歩くように走った。

戻ってきた結果は15分かかっていた。
早いものは7分ぐらいで帰ってきたものもいる。

先生いわく、
7分ぐらいで帰って来た者には、大胆さがないと言う。
そして私には慎重さがない大胆すぎると言う。

目測と時間感覚、これほど人により違ってくるのかと思った。

護身においても、逃げるべきか、ここは要求を呑むのか。
常に慎重さと大胆さがつきものだ。

逃げれると思ったがすぐに追いつかれたり、何十年も前に
軽やかに走っていたのに、いざ走ってみたら思うように
走れなかった。
逆に慎重になりすぎて逃げるチャンスを逃してしまった。など

どちらを選んだらよいのか。
誰も判断してくれない。あなた自身が即座に現場で判断しなければ
ならない。でないと生き残れない。(ちょっと大げさですが)

そして一度判断したら、どちらを選んだとしても正しのである。
後悔するのは家に帰ってからでよい!

今日も何か話がまとまらないが、次回も判断力について話を
しましょう。

(思い出)
その先生の道場には『畏天場』の文字が掲げられていた。
天(神)を畏れる場、この道場内では天はいつも見ていますよ
という意味らしい。

これは何も道場だけでないのです。


修業は続く

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