2008年12月8日月曜日

護身術セミナー参加者

今回のお話は、護身術セミナーに参加されたAさんとのお酒の席での話を
します。

Aさんが受講された動機は、次のようなものでした。

「また、刺されたよ~。」
「またかよ~。物騒だな。」
「最近多いよなあ。」

そうです。Aさんの職業は、外科のお医者さんです。
頻繁にナイフで刺された患者を見ているそうで、自分でも何か護身術でも
やっておかないといけないなと思い、参加されたのでした。

おお、リアル(私)。

そして、お酒がすすむにつれ、Aさんの口からまた別の参加された動機が
出てきたのでした。

ある日、Aさんは外を散歩していました。
「うおーん」「うおーん」
突然、聞きなれない音(声?)が響きました。

突然の雄叫びに、Aさんは驚き、とっさに、そして、
陰に逃げ込んだのでした。

「なんだ?」と思って、顔を出してうかがうと「うおーん」の主は、
野良犬だったのでした。

それだけなら、問題はない話なのですが、逃げ込んだ陰というのは、
奥さんの後ろでした。奥さんを盾にして、後ろに逃げ込んだ形に
なったのでした。

反射的に身をかわし、行動できたのは護身的にはグッドなのですが、
その後、Aさんの奥さんは、何かにつけ「この人は、あの時、私を
盾にして逃げたのよ」と言われるそうです。

駄目押しに、その奥さんは子どもにまでそれを何度も言っているそうです。
とほほほほ・・・。情けない。

こうして、Aさんはセミナーに参加されたのでした。
セミナーでは、熱心に護身術の修得に励んでいました。
後半はずいぶんうまくなっていましたよ。

もちろん二日間で、完全に護身術を修得することはできませんが、
少なくとも、精神的にも、技術的にも、変わるキッカケをつかんだようです。

こうした体験は他人に語ることによって、何が自分にとって大切なのか、
目的は何かなどさまざまなことが明確になります。
本当の意味でAさんは新たな一歩を踏み出せたのでした。
素晴しいことです!!
パチパチパチ。

Aさん、体験談の掲載をご了承くださいましてありがとうございました。


修業は続く!

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