今日は、高校時代柔道部でのできごとを話しさせてください。
それは突然ある人にミラクルが起きたのでした。
その日いつものように授業が終わり柔道部の練習が始まった。
体も小さく、いつも練習中みんなに投げられ続けても黙々と練習を続けた
ナイスなやつがいた。
「オリャー!」ドテ、「トウー!」ドン。
となるはずなのに、いつもは簡単に投げれるのに今日はなぜ彼を投げれ
ないのか、さらにムキになって攻撃を続ける。
背負い、小内刈り、小外掛け、大外刈り、足払い、巴投げ
と連続攻撃にも、彼はバランスを少し崩すもののすぐに
立ち直ったのでした。
寝技に持ち込んでもいつもと違う、押さえ込もうにも粘りに粘るのでした。
私だけでなく他の人との対戦も練習中、粘りに粘り続けたのでした。
なぜ、なぜ、なぜ・・・・・?????
その秘密は練習10分前にあったのでした。
彼はけっして怒りをあらわにするタイプではないのですが、
その日の練習10分前、本当に怒っていたのでした。
もうずいぶん昔のことで誰が何を言ったのか忘れましたが、冗談で彼を
馬鹿にした言葉がかなり心に響いたようです。
次の瞬間スイッチが入りまったく折れない心を持ったのでした。
彼が日ごろから投げられても投げられても練習を続けていたからこそ
できたことなのでわあるのですが、どんな人でも、ちょっとしたことで
いつもと全然違う能力を発揮できるのだと感じたのでした。
残念なことに、そのミラクルはその日だけのもので、次の日からの
練習はではいつもどおりに戻っていました・・・・なぜ、なぜ、なぜ・・・?
修業は続く!
2009年5月21日木曜日
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